わたしたちは、主イエスの恵みによって救われると信じているのですが、これは、彼ら
異邦人も同じことです
(使徒言行録15:11)。 聖霊とわたしたちは、・・必要な事柄以外、
一切あなたがたに重荷を負わせないことに決めました
(使徒言行録15:28)

 



応援教師 山本 清   
月報巻頭言
泉北伝道所 月報 2025年8月

 使徒言行録の中で、15章は分水嶺に当たると言われている。そこには、エルサレムで使徒会議が行なわれたことが記されてい

て、それまでのユダヤ人への伝道から、異邦人に対する伝道が中心となり、教会の中で中心的な役割を果たすのが、エルサレム

の使徒(イエスの弟子)から各地の長老たちに移り、教会の活動の舞台は、エルサレム中心のパレスチナ地域から小アジア、ヨー

ロッパへと広がって行ったのである。

 
このとき、教会で起こった問題は、異邦人に対しても、ユダヤ人と同じように割礼をほどこすべきか、という問題であったが、

これは、本質的には、律法と福音の関係を問う問題であり、キリスト教の救いの根拠がどこにあるのかが問われる問題であった。

ここから私たちが学ばねばならないことは、一つは、救いの根拠がどこにあるのか、ということであり、いま一つは、教会で意見

の対立が起こったときに、それを乗り越えさせるものは何か、ということである。

 
これらの重要な問題について、教会会議を重ねた結果、ペトロは、異邦人への伝道の体験を踏まえて、標記のように、救われる

のは主イエスの恵みによってであり、それは異邦人とて同じである、と述べました。また、ヤコブも、パウロの発言を受けて、預

言者アモスの言葉を引用しつつ、破壊された神殿に代わって、キリストの教会が建てられて、新しいイスラエルの民、即ち「教会」

が形成されたことを述べたのである。

 
こうして、私たちを救うもの、そして教会を一致へと導くものが、<主の恵み>であることが明確にされた。そして、このよう

な使徒会議の結論を、パウロとバルナバに三人を加え、アンテイオキアと周辺地域に派遣して伝えることを、満場一致で決定した。

これは、皆の意見がまとまったということではなく、いわば「聖霊による一致」であって、神の御心と認め、それに聴き従うこと

による一致であった。こうして、異邦人キリスト者も、ユダヤ人キリスト者も、堂々と確信に満ちた生き方が出来るようになった。

備えられた場所は違っても、キリストの名のために仕え、福音を証ししたのである。

 
私たちもまた、福音を受けた者として、キリストの使者として、それぞれの場所に遣わされているのであり、「キリストの名の

ために身を捧げている人」だとされたいものであります。               (7月20日、8月3日の礼拝説教より)








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