その日に三千人ほどが仲間に加わった。彼らは、使徒の教え、相互の交わり、
パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。 
(使徒言行録2章41~42節)


 



兼任牧師 中家 盾   
月報巻頭言
泉北伝道所 月報 2026年1月

 ヨハネ福音書14章12節が「はっきり言っておく。わたしを信じる者は、わたしが行う業を行い、また、もっと大きな業を
行うようになる」と語っているように、聖書の中には、教会の目覚ましい成長のことを記した聖書箇所がいくつも出てきます。
「成長するとどの野菜よりも大きくなり」(マタイ13章32節)。「あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、
ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで」(使徒1章8節)が、それです。聖霊なる神様の御力による導きの中で、
主の救いに養い導かれる仲間が増し加えられます。そうして、教会は力強く建てられていくのです。
 
それは、競争主義や同族主義によって、無理やり仲間が増し加えられているということではありません。私たちの教会には、
他にはない優しさやほのぼのとした雰囲気が備わっていると思います。しかし、教会を教会たらしめているものは、それだけ
でもありません。その真ん中には、私たちを捕らえてやまない主御自身がおられるのです。この御方との結びつきの中で、私
たちは世にある様々な縛りから解き放たれていくこととなるのです。
 
使徒言行録2章41~42節では、教会の姿が具体的に言い表されています。「熱心」とは、「固く、しっかり、結びついて離れ
ない」ということです。「使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ること」が、その中心にあるのです。教会員一人
ひとりが、自分自身の心と向き合い、隣にいる兄弟姉妹と向き合い、神様御自身と向き合う。それが、教会に対するよい意味
での畏敬の念や好意が生じる原動力となるのです。
 
「パンを裂くこと」という言葉からは、聖餐式のことが思い浮かびます。「終わりの日には、主が確かな御手をもって、永遠
に尽きることのない豊かな食卓を私たちのために用意していてくださる」。その約束を前にする時、私たち信仰者には何とも言
えない平安に満たされます。驚くことに、その食卓は、今すでに、主によって備えられているのです。
 
ただし、それは主の犠牲に基づくことです。「分け合(い)」(45節)、「一つに(される)」(44節、46節、47節)ということ
の前には、主の体が「裂(かれ)」(42節、46節)、バラバラにされるということがあることを忘れてはなりません。主の愛に
基づいて、お互いの欠けや窮乏、痛みや苦しみ、更には汚れや醜さを共有する。それが、教会を強くするのです。この一年、
主が用意してくださった食卓にすべての人と座り、すべてを味わってまいりましょう。

                                        (2026年週報表紙の聖句についての奨励)



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